薪ストーブは必要か?

2019.02.16

私は3年前に自宅を建てました。

10年前に入社した時は、事務所のアメリカンな家に憧れて「いつかはこんな家を建てるぞ!」と意気込んでおりました。

しかし、私が建てた家は太陽光発電システムを20kw搭載した片流れの家でした。

太陽光パネルを屋根面に目一杯載せたことで薪ストーブの煙突を出す場所がありませんでした。

仮に太陽光パネルを減らして煙突を設置する事も可能でしたが、煙突が他の太陽光パネルへ影を落とし、減らしたパネル分以上に発電に影響が出てしまう為、やはり諦めざるを得ない状況でした。

3年間過ごしてみて、生活する上では全く薪ストーブが無くても問題ないことが分かりました。

薪ストーブを設置しているお客様とも話をする機会がありますが、当社の家で薪ストーブを焚くとすごく暑くなって冬場に窓を開けることもあるそうです。奥様に「もう薪を入れないで」と注意されるとか。

薪ストーブの最大の問題は薪の調達にあるのではないでしょうか。会社で出る端材を自由に持って帰ってOKなのですが、やはり建築端材を燃やすのと原木の薪を燃やすのでは雰囲気が異なります。

比較的こだわりの強い方が薪ストーブを設置しますので、ちゃんとした薪を燃やしたくなる様です。

そうなると、どこかで薪を調達する必要があります。当然、薪を購入する事も可能ですが、購入すると非常に高価な暖房器具になってしまいます。(ホームセンターなどでは一束800円前後、2日で終わります。軽トラ1台分で購入すると数万円となります。)

では、どこかで薪をもらってきて家で自ら薪割をし、労力を掛けて薪を手に入れる方法がベストのような気がします。

1万円程度でパネルヒーターが買える事を考えると、とても労力が掛かる暖房器具と言えるでしょう。

 

では、「もし次に家を建てたら薪ストーブを入れないのですね?」と聞かれると答えは「ノー」です。

絶対入れます!

なぜなら、私は夜な夜な薄暗い部屋で揺らめく炎を眺めながらロッキングチェアーに座りロックグラスに注がれたウィスキーを飲むのが夢だからです。

最後に

薪ストーブはオカケンの造る家には必要ありませんが、人によっては必要とする人もいます。

もし、将来的に入れる可能性がある場合は最初のプラン時に設置できるような間取りにしておき、煙突だけでも付けておくと良いでしょう。

私にとって薪ストーブは薪を確保する労力を差し引いても入れる価値がある嗜好品なのかもしれません。

tanaka