パッシブデザインによる庇の役割
オカケンの特長でもある南の深い庇。
この長い庇のメリットは、夏の日差しをカットすること。しかし全て屋根材で葺いてしまうと、冬場室内に太陽光が入りにくくなるというデメリットがあるのです。そこで、そうならない為に屋根の一部にガラスを採用し、冬の光をたっぷりと室内へ入れる工夫をしています。冬はガラス面より、太陽の光が差し込み、室内をダイレクトに暖めます。また、夏は計算された庇の長さにより、日差しをカットするよう計算されています。南面のサッシも、幅を2割、高さを1割程度大きく設計し、たくさん光が入るようにしています。このように、日中差し込む太陽の力で暖房するパッシブデザインを取り入れることで、少ない暖房器具で冬暖かく暮らすことができるのです。