インフレの足音

2023.09.7

日本は約30年間デフレ経済が続いています。

 

 

消費者物価は上がらず賃金も変わらないという世界でも稀な現象が続いている国です。

 

 

世界に目を向けると地価や物価や賃金は年間2%程度で上昇し続けていますが、日本だけが取り残されている構図です。

 

 

しかし近年は国内でもインフレの足音が聞こえるようになり、少しづつ物価が上がり始めているように感じます。

 

 

1ドルが140円を超えると日本の賃金水準は韓国と同じであり、150円を超えると中国と同じレベルになると言われています。

 

 

つまり、為替の関係で労働力が中国よりも安いという国になってしまった訳です。

 

 

悲観的に解釈すれば、「日本は韓国や中国よりも劣っているのか・・・」となりますが、前向きに考えれば「労働力が安いのであれば競争力がある」となります。

 

 

つまり、モノつくりニッポンの製造元を海外から国内に戻せるチャンスだと私は捉えています。

 

 

戦後日本が急激に復興出来た要因の1つに製造という分野があります。

 

 

自動車や家電などがそれにあたりますが、日本国民が一度初心に戻りモノつくりに徹する良い機会なのかもしれません。

 

日本は観光資源もある国であり、円安は観光産業にとって非常に都合が良いので観光立国ニッポンを目指すのも良いと考えます。

 

 

モノつくりや観光を原動力とし、今後新しいスタイルの日本という国が世界から注目される可能性は高くなりつつあります。

 

 

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