値引きというアクセル
2021.10.22:
どんな商品やサービスでも値引きという方法で販売促進が出来ます。
例えば、5000円の洋服が50%オフの2500円になれば売れる確率は格段にアップします。
しかし、セールが終わり売れ残った商品の値段を5000円に戻したとしたら売れる確率は大幅に下がってしまいます。
こんな事は誰でも知っているのですが、どんな商売でも値引きやセールをしているのが現実です・・・
つまり、値引きは商品を大量販売出来るアクセルである反面もろ刃の剣でもあるのです。
住宅に関しても「キャンペーン期間中にご契約いただければ、〇〇円値引きします!」や「家電をプレゼントします!」などというイベントを大半のハウスメーカーが行っています。
しかし、キャンペーン期間中は受注出来るもののキャンペーンが終了した途端、受注が困難になってしまうのです。
これは住宅産業だけではなく、全てのビジネスに共通しています・・・
私達が造る住宅は、基本的に値引きは一切していません。
というか、値引き出来ないという方が正しい表現かもしれません。
だって製造原価に最小限の利益しかプラスしていないので、値引きしたら赤字になってしまうからです。
同業他社がどのくらいの利益をプラスしているのかは、建築のプロならだいたい想像がつきますが値引き出来るような会社は多額の利益を乗せている可能性は否定出来ません。
規模が大きな会社になればなる程、利益の比率は大きくなるのが常識です。
住宅を比較する場合、販売価格で比較するのではなく、製造原価で比較すれば正当な比較が出来ますが、製造原価を公開している会社はありません・・・
こんな時は、住宅建築会社に直接聞いてみましょう!
「御社の製造原価はおいくらですか?」と・・・