正しい自動車保険の利用方法
2025.05.8
企業は複数台の車を所有している場合が多く、自動車は任意保険に加入します。
自動車保険は事故がなければ割引され保険料は下がりますが、事故があると割引ではなく保険料が増額されます。
弊社でも複数台の自動車を所有し保険に加入していますが、今まで年間100万円程度だった保険料が今年は1.5倍に跳ね上がりました。
理由は、交通事故2件・ひょう害1件、計3件保険金を受け取ったのが原因です。
事故については過失によるもので仕方ありませんし、ひょう害についても不可抗力なので仕方ないと考えるのが一般的です。
しかし、仮に今年も交通事故が発生したりひょう害が複数台があったとすれば保険金の請求が発生し来年の自動車保険金額が200万円を超える可能性もあります。
このような問題が起こらぬよう会社の車を注意して運転するのはもちろんですが、ひょう害への対策も各自行う必要があります。
「雹害で車が破損したけど保険で」と考えるのかもしれませんが、私から言わせれば何の対策も講じなっかった責任は運転者にあると考えます。
もし仮に雹が降り車が破損する可能性があるのであれば、事前に車を覆うカバーを用意するなり車を移動させる行動も考える必要があります。
つまり自動車保険は会社が払い、交通事故も雹害も会社持ちという考え方が間違っているのです。
当たり前に会社の車に乗り・当たり前に税金や保険を支払ってもらい・当たり前に燃料代を会社に請求し・当たり前に事故や雹害も会社持ちにするという考えを改めなければなりません。
自動車保険が使えるなら使った方が良い」と考える人が大半ですが私はそうしません。
自動車を自分のミスで傷つけた場合、自損事故の車両保険に加入していようとも私は自腹で修理費を負担します。
車両保険はこうした修理に対応出来る保険ですが、もし加入していたとしても保険金は請求しません。
雹害に関しても、車に毛布やカバーを用意しておき万が一の時に対策出来るよう私は準備しています。
「雹害で車が破損したので保険で・・・」という考えは私にありません。
細心の注意を払い様々な準備をしておいたとしても万が一の事故が起こる可能性があります。
こうした時だけ保険を利用するのが正しい保険の利用方法だと私は解釈しています。