バブルの真っ最中
2025.06.4
1989年私が20歳の時にバブル崩壊を経験しました。
バブル崩壊前の景気は非常に良く私が勤務していた地元の中堅ゼネコンも年商30憶円と勢いがありました。
大型建築物の現場監督として私はバブル時代を過ごしましたが、私個人への恩恵はほとんどなく現場が毎日忙しい位しか記憶にありません。
バブル真っ最中の時に「今がバブルだ」と気づく人は少数で「今はバブルではない、まだまだ景気は上がる」と考える人の方が多勢です。
では今の状況はどうでしょうか?
大手企業は収益が増加しているものの、円安や株高、物価高や人材不足などにより中小企業の利益は圧迫されています。
住宅建築業界に関しては、建築費の高騰により建築希望者が「住宅は高くて手が届かない」というケースも数多くあります。
このまま住宅建築の着工が減少し続ければ多くの建築業者が淘汰されるのは間違いありません。
このような流れを考慮すれば、今はバブルではなく衰退期でありこの難局を乗り切れば明るい未来が待っているようにも感じます。
私はどのような時代であったとしても悲観的に物事を考えません。
どんなに難しく考えてもなるようになるだけの事であり、その状況に対応出来る力があればどんな難局も乗り切れます。
戦後の日本の混乱期を考えれば、今の難局など何の問題もないレベルなのです。