ヒノキの土台
2025.06.25
弊社で採用している土台はヒノキの無垢材です。
無垢材は大きく分けて未乾燥材と人工乾燥材があり、未乾燥材は含水率が高いので狂いや割れが入りやすい問題があります。
人工乾燥材は含水率18%以下で乾燥状態にあり狂いは少なく割れにくい特徴がある一方、価格は人乾材の方が高価です。
価格で比較すると未乾燥材の方は安価であるものの品質を考えれば乾燥材の一択です。
ヒノキの木材は日本列島北から南まで生息しており各産地で品質が異なります。
私達が採用するヒノキ材は緻密で油分を多く含み節があり硬く狂いの少ない良材を選んでいます。
採用する前に材木業者さんからサンプルを提出してもらい、手に取り重量を確認し木の状態を見て採用するか否かを決めています。
今まで数多くのヒノキ材を見た経験により、サンプルを手に取ればすぐに良材かそうでないかが分かります。
ヒノキの土台と大引きです
節の部分は緻密で硬く白い部分はシラタと呼ばれ比較的柔らかい特徴があります。
理想的なヒノキ材は赤身が多く、ある程度節のあるものが緻密で良材です。
節がない方が良いという考えもありますが、これは内装材に使われる柱や板材などであり構造材の土台や柱には上記のような部材が適しています。