2棟目の受注
2025.09.8
高性能住宅1棟目が完成し見学会のイベントも終えた頃「これからどうやって受注すれば良いのだろうか?」と頭を悩ませる日は続きました。
私は来る日も来る日も人に会うたび「誰か住宅を建築する人はいませんか?」とマッチ売りの少女のような日は続きました。
するとある日「知人が住宅建築するようなので紹介するよ」という方が現れました。
私は飛ぶような気持ちで「ぜひご紹介下さい」とお願いしました。
話はとんとん拍子に進んで契約・着工となりこれが高性能住宅2棟目になりました。
高性能住宅を建築し現場見学会を行い告知活動していくうちに3棟目・4棟目と受注出来るようになりました。
気が付くと1年間で1.7憶円の受注になったのは驚きでしたが当時の利益率は低く大きな黒字にはなりませんでした。
しかし、高性能住宅の受注は2年目・3年目も続き軌道に乗り始めたのがこの時期でした。
高性能住宅の知識ゼロから1棟目の建築・見学会の開催・受注活動など私は今まで経験した事のない世界で働き続けました。
この頃は、建築希望者との商談・住宅の設計と積算・現場の段取り・集金と支払い・高性能住宅の研修などの全てを私1人で行っていました。
創業当時から10年間、週70時間労働・土曜・祝日・日曜も休みなし・1年の休日は5日もありませんでした。
過酷で長時間の労働は私の体と心を壊し「このままでは死んだ方が楽かもしれない」と考えるようになりました。
しかし私は2つの選択がある場合、楽な道を選ばないので「生きる方が大変ならその道を行こう!」と決めました。
そして、会社・家族・社員の為に日々我慢し自身にムチを打って仕事に取り組んだ記憶があります。
この10年間で高性能住宅建築は軌道に乗り次の10年を迎える事になったのです
あの我慢の10年がなかったら今のオカケンホームは存在しません