耐力壁・断熱素材の再検討
2025.10.18
4月の建築基準法改正に伴い構造計算が必要な建物があり、長期優良住宅や耐震等級3を取得する建物も増えています。
このような背景から耐力壁や断熱素材について再検討する段階に入りました。
屋外面の耐力壁は従来の筋交いから構造用合板へ変更
屋外面の耐力壁が構造合板に変わると筋交いが不要となり羊毛断熱から発砲ポリスチレン断熱へ変更可能になりました。
その外に天井断熱の方法も小屋梁の天端に構造用合板を張り、水平剛性を高めつつセルロースファイバーを施工する方法や現場発泡のウレタンで施工する方法も検討中です。
耐力壁や断熱施工の変更に伴い価格も変動する事が予想されますが、価格を上げずに上記の変更をしようと思案中です。
屋外面の筋交い耐力壁から構造用合板耐力壁へ変更、羊毛から硬質内断熱へ変更、小屋梁水平剛性強化合板を下地とした天井断熱への変更
本来であれば耐震性能がアップする内容ですが、価格は据え置いて施工出来るようゼロベースで再検討しています。
住宅の造り方や断熱の方法を変えるには、それなりの労力がかかります。
非常に面倒であり本当は手をつけたくない部分でもあります。
しかし、そうした部分に手を突っ込みゼロから見直さないと時代への対応や変化できません。
耐震性能を上げ、断熱性能を下げず、施工性をアップさせ生産性を向上させつつ価格は据え置き
「こんな事本当に出来るのか?」
私の頭の中では95%出来ています