更なる高みを目指して

2025.09.9:

創業から10年が経過した頃、私はこんな事を考えるようになりました。

 

「今建築している住宅より更に上の高性能住宅を造りたい!」と強く感じ自身で研究するようになりました。

 

机の前で方眼紙に断熱の方法や気密の取り方・換気の流れなどを書き込んでは消す日が何日も過ぎました。

 

すると私の頭の中で「床下を暖房すれば、あれがこうなって、これがこうなるから」と新しい工法のアイデアが浮かびました。

 

しかし、どうしても換気の方法が解決出来ず新工法への挑戦は頓挫していました。

 

忘れもしないある年の元旦

 

私は正月休みを返上し会社で新工法を考えていると、元旦なのにもかかわらずある人が会社のドアを開けました。

 

建材屋の社長でした

 

「正月から頑張るね」と社長は私に言いながら「長野で凄い建築屋があるんだよ年間60棟やってるよ」と私に教えてくれました。

 

「床下を暖房するんで凄く暖かいんだよ」と社長が説明するうちに私は「この工法を学びに行こう」と決めました。

 

そして連絡先を調べ電話しアポを取り数日後長野行きました。

 

長野のモデルハウスで体感した私は「今まで体感した事のない暖かさだ」と感じ社長へ「私にもこの工法で施工させて下さい」とお願いすると

 

「いいですよ、群馬で施工したら」と承諾してくれました。

 

そして新工法での施工が始まり18年が経過し現在に至ります。

 

もしも、あの年の元旦私が会社にいなかったら今の家造りにはなっていなかったのかもしれません

 

 

 

 

 

 

 

 

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