開口部からの熱のロスを最小限にする
2020.01.27:
住宅の熱が一番逃げる部位は開口部です。
冬季に室内を暖房しても開口部の断熱力が足りない場合は、熱が流出し室内の温度は低下します。
一般的に関東圏では、アルミのフレームにペアガラスを採用する業者がほとんどですが、理想的な開口部の部材は樹脂のフレームに真空のトリプルガラスです。
しかし、現実的には樹脂のフレームに真空トリプルガラスのサッシは高額なので採用出来る会社は皆無なのです・・・
では、アルミのフレームにペアガラスでも熱の流出を食い止めるられるのでしょうか?
答えはYESです。
上記のサッシでも内側に厚いカーテンを取付したり、ハニカムブラインドという部材を取付する事で熱の流出を最小限に出来ます。
このハニカムブラインドという部材は、和紙の素材をハニカム状(蜂の巣状)にして空気層を確保しています。
この空気層が断熱するので、窓の内側に取付すれば断熱力はアップします。
当社実験棟にも取付してありますので現物を見られます。
昼間はこうしてレースのカーテンを開け太陽の光を取り入れて室内の温度を上昇させます。
夜になったら、ハニカムブラインドとレースとカーテンを閉じます。
これらの部材により、3つの空気層が出来るので屋内の熱の流出が最小限になるのです。