軒と庇の重要性

2020.07.7:

デザインされた外観を持つ住宅の多くに軒がなかったり庇のない住宅があります。

 

 

このような住宅は、南の開口部から夏の日差しが直接室内に入ってしまいます。

 

 

直接室内に入った日差しは、床や壁の温度を上昇させるので室温も上昇してしまいます。

 

 

仮にレースやカーテンで日差しを遮ったとしても、サッシのフレームとガラス自体が高温になる為、開口部の輻射熱により室内が暑く感じてしまうのです・・・

 

 

外観上、庇や軒があると見栄えが悪くなるケースもありますが、住み心地が悪くなってしまったのでは本末転倒です。

 

 

私達は、冬至と夏至の太陽高度を計算し軒や庇を設けているので、夏季に直接日差しが入る事はほとんどありません。

 

 

少々日差しが入る時間もありますが、カーテンやレースを閉じる程度の対策で開口部が暑くなったり、室内の温度が上昇する事はありません。

 

 

適度な庇や軒を設け快適な室内空間を実現するのも当社の家造りにこだわりです。

 

 

 

当社実験棟の冬の様子です。

 

 

窓の上部は日が当たらず、窓部分には日が当たっています。

 

 

これは、冬季の日差しを室内へ取り込み暖房効果を得る為です。

 

 

夏は、太陽高度が高いので窓面に日差しが当たる事はありません。

 

 

 

 

 

 

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