石膏ボードの内側
2025.12.16
石膏ボードが張られる壁の内側がどうなっているかを解説します。
私達が造る住宅の壁の内側

柱や間柱・筋交いなどの構造材があり、それら木材の間に羊毛断熱材を充填します。
(羊毛断熱の外側には30ミリのフェノールフォーム張りなので、内外ダブル断熱)
柱と間柱の室内側に長さ15センチ位の木材を取り付け、その木材の内側に横胴縁を取り付け石膏ボード下地が完成します。
羊毛断熱と石膏ボード下地の間に室内側通気層を確保して空気が床下から上に動く仕組みになっています。

一般的な木造住宅には室内通気層がないのでこのような下地はありません。
私達が造る住宅は壁下地は通気層の造作手間がかかりますが、6面輻射式暖房を実現するには室内通気層が必要です。
快適で省エネな住宅は高断熱・高気密・だけでは簡単にできません。
上記の他に重要なのは適切な暖房の方法と夏季の排熱です。
夏季の排熱は次回お話します。
