換気システムの比較検討
2025.12.29
弊社で採用する換気は第一種全熱交換型換気システムですが、メーカー数社の比較をしました。
換気メーカーの資料を取り寄せ隅々まで目を通した後、担当者と会い特徴などを聞いて改めて換気について学びました。
あるメーカーのカタログ数値には、熱交換率90%と記載されていますがよく見ると但し書きで弱運転時とある場合があります。
弱運転では換気風量が100M3に満たないので熱交換率は上がり熱ロスは最小限になるので高性能になります。
しかし実際の住宅では150M3~200M3の換気風量が必要であり、この場合熱交換率は80%程度になるメーカーがほとんどです。
実は私もカタログの数値を見て「熱交換率が90%であれば、こちらのメーカーの方が高性能」と解釈していましたが、他メーカーの担当者から「実はそうではないんです」と教えてもらいました。
数社比較しましたが、熱交換率はどの換気メーカーも大差なく全ての換気システムは高性能で甲乙つけがたいのが理解出来ました。

換気システムによる排気グリルは天井に取り付けするのが一般的ですが、今後は床面取り付けの排気を検討しています。
排気グリルは定期的な掃除が必要なので床面にある排気グリルであれば掃除も楽になります。
また換気本体のフィルター掃除も天井裏にある本体のフィルター掃除は脚立が必要になりますが、手が届く位置にフィルターがあれば掃除が楽になります。
性能面やメンテナンス面など総合的に比較検討しマイナーチェンジを行っています。
