手続きが複雑
2025.11.25
住宅建築に関する申請や手続きは近年複雑化しており、建築確認申請時の構造計算や補助金の申請など様々な申請業務があります。
以前は町の大工さんが住宅建築の依頼を受け申請業務を外注に依頼し工事に着手していましたが、近年の申請業務の複雑化により住宅建築業を廃業するケースも多いように感じます。
現実的に私達も工事着手する前の敷地調査から始まり建築基準法上の制約を確認し行政の条例をチェック、建築確認の申請や補助金に関わる手続きなどを行っています。
これらの手続きには専門知識が必要なのはもちろんですが手間が非常にかかります。
大手ハウスメーカーでは問題もなく申請していますが、中小零細企業である工務店では申請業務に手を焼いているのも事実です。
新しい建築の基準が改正されたり、申請時の構造計算の義務化など様々な部分で複雑化していますが、こうした状況では今後業界が再編される可能性が高いと考えています。
地域の工務店は淘汰され大手ハウスメーカーやパワービルダーが生き残る公図になると私は予想しています。
こうした現象は昔どこの地域にもあった町の商店がなくなりコンビニが増えている現象と同じです。
淘汰の波に飲み込まれないよう前進する日は続きます。

町の商店が全て消えた訳ではありません。
地域に愛され必要とされる商店は今も存在しています。
淘汰の波が来ても生き残れる町の工務店は地域の人に愛され必要とされなければなりません
売上や利益ではなくお客様の満足度を重要視するのはこうした状況を予想し生き残る為の1つの方法なのです。
