コストダウンの方法はまだある
2025.10.10:
私は家造りにおいて今まで数多くのコストダウンに挑戦してきました。
不必要な部材を省き省力化出来る工夫や部材自体を変更しコストダウンする方法も取り入れました。
それでも原材料の高騰により建築コスト上昇は止まらず、毎年のように建築コストは上がり続けています。
このような状況になると家の造り方の根本から見直す必要があります。
例えば
今まで天井の断熱下地には多くの手間と材料費がかかっていましたが、私が考えた方法で大幅なコストダウンが可能になる予定です。
外壁面の屋内側通気工事も多くの手間や材料がかかっていましたが、断熱素材の変更をする事で通気に必要な部材と手間が大きく減少する方法も思案中です。
床の仕上げ材の厚さ違いによるべニアの下地工事も施工方法を根本から見直す事でゼロに出来る予定です。
1つの工事でコストダウン出来る金額は10万円から20万円程度ですが、上記の3点だけでも50万円位のコストダウンが可能になります。
私は毎週現場へ足を運び、隅々まで見て
「何かコストダウン出来る方法はないのものか?」と知恵を絞ります
しかしその場ではアイデアが浮かばないものの、現場から車で移動する時に考え続けていると
「もしかしたらこの方法で上手くいくかも」とヒントが浮かび会社に戻り方眼紙に書き込んで現実化出来るか検討しています。
住宅の壁や天井下地などに使われる木材価格はウッドショック前の2倍です。
材質は赤松ですが、杉に変えるとコストダウンが可能です。
杉には節があるので節の部分で折れてしまう可能性はありますが、事前に折れそうな部分を切り短く使えば問題はありません。
部材の樹種を変更したコストダウンも視野に入れた挑戦は続きます。