住宅のどこに費用をかけるべきか?
2018.11.23:
建築する住宅の仕様を決める際、どこに費用をかけて、どこを節約するか?という問題に直面します。
内装材か?外装か?設備機器?・・・
ズバリ建築士の視点で解説します。
例えば、建築後に変える事ができる部分はあまりこだわらない!
例えば、天井や壁の内装材は簡単に張り替え出来るので、安価な素材でも良いと考えます。
しかし、床材は張り替えとなると高額の費用がかかるので、新築時に良質な床選択し、貼り替え不要にした方がお得です。
照明器具やキッチン、ユニットバスや洗面台は消耗品なので、あまり高価な商品を選択せず、安価で入手できる品を選び時期が来たら交換するという考え方の方が長い目でみるとお得です。
外装材は、耐久性のあるタイルやレンガを選択したいところですが、これらの建材は高額なので、モルタル塗+ジョリパットなどの塗り壁あたりが妥当だと考えます。
土台や柱などの構造材やサッシ、断熱材なども交換するのに費用が高額になるので、新築時に良質な建材を選択した方がお得です。
総合的に判断すると、交換が容易な物は安価な商品や建材を採用し、交換するのが大変だったり、交換に高額な費用がかかる部分は新築時に良質な建材や商品を選ぶべきだと考えます。
何でもかんでも良質で高価な商品を選択していたら坪100万円になってしまいます・・・
私達はプロの視点でお客様にバリュー感のある建材や商品をお勧めする集団でもあるのです。