冷段房器具
2025.06.16:
住宅の冷段房器具にはいくつかの選択があります。
暖房器具については、エアコン・ファンヒーター・床暖房・薪ストーブなどがあります。
この他にも都市ガスのファンヒーターやFF式のファンヒーターなどがあり、どの暖房器具を選択するべきか?と悩む方も少なくありません。
しかし省エネ性や設置コストを考えればエアコンの一択です。
灯油やガスを燃料とする暖房器具は器具内で燃焼するので暖房器具の寿命が短くなる問題や昨今の燃料費高騰問題も懸念されます。
床暖房は設置コストが高額になる問題や配管部分の不凍液漏れのリスク、燃料が灯油の場合ランニングコストが高くなる問題があります。
薪ストーブも魅力的ですが設置コストは高額になります。
暖房器具は省エネ性・設置コスト・交換時の費用・ランニングコストを考えるとエアコンが理に叶っており、エアコンであれば暖房・冷房の両方で利用できるメリットがあります。
私達はエアコンで暖房する住宅を造っていますが、室内の空気を暖めるのではなく床下や天井裏や壁の内部を暖房し輻射熱を利用しています。
こうする事で各室の温度差を少なく出来るのはもちろん、エアコンの設置台数も最小限に出来、ランニングコストも抑えられます。
写真に見えるエアコンは冷房用です。
暖房用のエアコンは床下に設置してあり、エアコン1台で家を丸ごと暖房出来ます。
リビングは勾配天井で吹き抜けになっていますが、床下の空間を暖房する事で暖かい空気が2階へ上がってしまい寒くなるという事はありません。