断熱工事が2倍？
2025.09.20:
弊社が採用する外壁面の断熱構造は2重になっています。
構造材である柱の外側に断熱層があり、柱の間にも断熱層があるので内外ダブル断熱となります。
こうした断熱構造は材料費と施工費が2倍となり大きなコストアップになる問題点があります。
しかし、ダブル断熱にする事で外断熱や内断熱の弱点を克服できるメリットがあります。
外断熱の問題点
柱の外側に断熱材を張るので断熱厚さに限界があり硬質断熱材の場合、断熱厚さは50ミリが限界でありこれ以上の厚さでは外壁材が不安定になる問題があります。
50ミリの硬質断熱材では断熱不足であり断熱性能は高くなりません。
内断熱の問題点
柱の間に断熱する内断熱は充填断熱と呼ばれますが、柱部分から熱が出入りする熱橋が出来てしまう問題があります。
厳密には梁や桁の部分も熱橋になるので外壁面の約1割程度から熱が出入りする問題があります。
木材はある程度の断熱性能を有しているものの断熱材に比べると断熱性能は劣るので熱橋による熱ロスは避けられません。
外断熱と内断熱の両者共に問題がありますが、この問題を克服するには2つの断熱工法を併用する必要があり、それが内外ダブル断熱になります。
ここまでは誰でも理解できる話ですが、現実的に2つの工法を併用し2倍のコストと手間をかけて施工する建築会社はほとんどありません。
しかし私達は最良の断熱にする為、内外ダブル断熱工法を採用しています。
誰もやらないのなら俺達がヤル！
私は理想論や綺麗ごとを言うタイプではありません。
真面目で誠実に高性能住宅造りに取り組んでいます。
いいものは良い、そうでないものはそれなり
理想を掲げる建築会社が大半の世の中ですが、私達は正しい住宅を造る会社でありたいと考えています。