本当にピンチはチャンスなのか?

2020.03.31:

今から約23年前にあった出来事のお話です。

 

 

 

この時私は、地下たびを履いて寅一の作業着に身を包み現場で働く大工でした。

 

 

 

現場で作業していると一本の電話がありました。

 

 

 

その電話はある業者さんからで「あの会社が倒産したよ!」という事でした。

 

 

 

当時私の会社は、いくつかの住宅建築工事をする会社の下請け大工だったのですが、その1社が倒産したのです。

 

 

 

当然大工手間の売掛金がありが、その金額は約250万円ありました。

 

 

 

「倒産したという事は250万円が未集金になるな…ヤバい」と感じ、車でその会社へ向かいました。

 

 

 

会社の入り口には白い紙が貼られており、会社の中は誰もいませんでした・・・

 

 

 

「やられた・・・」と肩を落としていると、別の業者さんも来たので話をしてみると、本当に倒産したらしいとの事でした。

 

 

 

売掛金の250万円は月末に支払う大工の手間賃だったのですが、当時私の会社にそのような大金はありませんでした。

 

 

 

しかし、月末には大工全員に手間を支払う必要があったので、私個人の通帳からお金を引き出して支払いしたのです。

 

 

 

この時に感じた事は「下請けではダメなんだ・・・明日から元請の住宅建築会社になろう」という事でした。

 

 

 

もしも、この倒産劇がなければ今のオカケンホームは存在していません。

 

 

 

つまり、最大のピンチは最高のチャンスだった訳です。

 

 

 

今では笑い話になりますが、当時の私は笑える状況ではありませんでした・・・

 

 

 

あれから23年が経過し今では順調に受注が出来る住宅建築会社になりましたが、オカケンホームのルーツはここから始まっていたのです。

 

 

 

ピンチを悲観的に捉えるのではなく、これから良くなる始まりだと考える!

 

 

 

ピンチの時こそポジティブシンキングが重要なのかもしれません。

 

 

 

 

 

 

最新情報