米杉材の価格高騰
2025.10.11:
ウエスタンレッドシダー(米杉)の価格が高騰しており、国産の杉材に比べると4倍近い金額に跳ね上がっています。
神奈川の横浜で米杉材を販売する商社がありますが、アメリカからの輸入ではなく国内の杉材へシフトしているという話を聞きました。
これだけ価格が高騰しているのでは建築会社が採用出来る範囲を超えていますし、代替品を検討するのは当然かと思います。
国産の杉や松に比べると先日紹介したセランガンバツが3倍の価格となりますが、それを上回る4倍の金額となれば米杉を選択する余地はありません。
室内の一部に採用する程度なら採用の余地はありますが、デッキ材や外壁材として米杉のチョイスは難しように感じます。
私達も米杉の代替品として国産の杉の赤身を検討しています。
杉の赤身は木材の心材であり腐食に強い特徴があり木目も緻密であれば耐久性もあります。
木材は辺材(木の表面近く)である白太と心材(木の中心)である赤身に分かれます。
心材である赤身を採用する事で耐久性のある良材を検討中です。