過敏症

2025.06.22:

住宅には様々な建材が採用されています。

 

室内の内装材には、合板や石膏ボードなどや樹脂製の部材、ビニール製品などを採用する必要があります。

 

こうした工業製品は天然素材ではなく石油や接着剤が使われている為、過敏症の方は「ちょっと匂いが」や「室内に入ると嫌な感じが・・・」となるケースもあります。

 

内装材の全てを天然素材である木材や紙に限定し接着剤や石油製品を省けば過敏症の方にも対応出来ますが、現実的に内装材の全てを天然素材にするのは非常に難しいのが現実です。

 

キッチンを構成する部材は接着剤が必要な合板やMDFというパルプを圧縮した部材で構成されていたり、浴室の内装材もプラスチックである場合がほとんどです。

 

出来るだけ天然素材で構成する事も不可能ではありませんが、費用が高額になる問題もあるので現実的ではありません。

 

こうした背景から私達は出来る事を1つづつ取り組んでいます。

 

室内に放出されるホルムアルデヒドなどを吸着分解するハイククリンボードを採用し、床材は無垢材をお勧めしています。

 

壁と天井はクロス仕上げが基本ですが、下地のパテやクロスの糊は人体に悪影響の出にくい商品を採用しています。

 

キッチンや浴室のユニットバスはメーカーの商品を採用し価格を抑えています。

 

何でもかんでも高価な天然素材を採用するのではなく、価格を抑えつつ天然素材も取り入れ室内環境の浄化も出来るよう内装材をセレクトしています。

 

 

実は私も過敏症なので同業他社の住宅に入ると「あれ、この匂いは嫌だな・・・」と感じる事があります。

 

こうした感覚を持っていたお陰で今の家造りになったのかもしれません

 

 

 

 

 

 

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