24時間換気システム
2025.07.21:
国内で建築される住宅には何らかの換気装置の設置が義務化されています。
安価で一般的なパイプファンや第三種換気などが主流ですが、換気による熱のロスや快適性を考慮すると第一種全熱交換型換気システムの一択です。
室内の換気だけを考えれば、パイプファンや第三種換気システムでも問題ありませんが、これらの換気は冷暖房した室内の空気をそのまま屋外へ排出するので、熱のロスが100%となるデメリットがあります。
こうした問題を解決出来るのが全熱交換型換気システムであり、屋外へ排出する室内空気と新鮮な屋外の空気へ熱交換する事で熱ロスを最小限に出来ます。
熱交換率はメーカーによって異なりますが、今後採用する予定の換気装置は90%の交換率です。
つまり室内の100あるエネルギーを90%熱回収出来るのでわずか10%のロスとなり、パイプファンなどに比べると1/10の熱ロスで済みます。
様々な換気装置を調べましたが、熱回収率90%のシステムは国内に数社のみであり、この数社の換気装置から更にコスパやメンテナンス性を比較すると1社だけが残り今後採用する予定です。
このシステムの特徴は排気口が天井ではなく床に取付する為、掃除がしやすいメリットがありフィルターは屋外の手が届く位置なので掃除もしやすい特徴があります。
熱交換部材は一般的に取り外し出来ませんが、このメーカーは取り外しも可能です。
採用時期は来年以降の予定です。
今まで採用していた換気装置も十分優れていますが、更なる性能向上やメンテナンス性の向上を模索しています。
今の家造りに甘んじる事なく更なる高みを目指し山頂へ一歩一歩進みます