天井断熱の方法

2025.12.6:

住宅の天井には2つの種類があり水平天井と勾配天井どちらも断熱する必要があります。

 

現在着工中の勾配天井の様子です

 

屋根の野地板の下には垂木と呼ばれる木材を配置し、その下にセルロースファイバー300ミリの断熱材を施工しますが、白く見えるのは断熱材を押さえる素材で、この下にセルロースファイバーを吹き込みます。

 

屋根と断熱材の仕組みはこのようになっています

 

屋根材(グラスファイバーシングル葺き)

ゴムアスルーフィング

野地板針葉樹合板12ミリ

垂木(垂木の高さ分屋外通気層)

断熱押さえ部材(写真の白い素材)

セルロースファイバー断熱300ミリ

木材天井下地

断熱材押さえ気密シート

室内側通気層30ミリ

石膏ボード(ハイクリンボード12.5ミリ)

天井内装材(クロス貼り)

 

完成すれば見えない部分ですが、これだけの工程を全て手作業で造ります。

 

非常に手間がかかる造りですが、屋外通気層と断熱材、気密層と室内通気層のある勾配天井になります。

 

屋外通気層は夏季の高温な空気を棟から排出し、室内の温度上昇を抑えます。

 

室内通気層は冬季の床下暖気を移動し輻射熱で室内を暖めます。

 

このような通気層・気密層・断熱により床下1台のエアコンで家を丸ごと暖房可能になります。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

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