どこまで高気密にするべきか?
2026.08.21:
住宅の高気密化が必須になった昨今、今回は気密性ついてお話します。
弊社は30年前から高気密住宅を建築しており全棟気密測定しています。
30年前、一般的には2CM2/M2以下であれば高気密住宅として認識されていました。
この時代の弊社の気密測定の数値は1.0前後が多く、施工棟数が増えるのと並行して数値が向上していた記憶があります。
近年は0.5から0.3という数値も出るようになり超高気密住宅の施工が可能です。
では実際にどのレベルまで高気密化する必要があるのか?
私の感覚では0.5前後の気密レベルであれば問題ないと考えます。
第一種換気の場合、給気と排気を同時に行うので、レンジフードなどの局所換気を利用する時以外は隙間から空気が侵入する事はほとんどありません。
高気密のレベルが高いのは良いですが、0.1や0.2だから住み心地が向上するという訳ではないのです。
どこに隙間があるのか?
これは気密測定を400棟程度行った経験がある私達は熟知しています。
隙間の多くは引き違い窓で、それ以外は気密測定中に手を当てると屋外から風がわずかに入ってくる場所があります。
この場所は現場ごとに異なるので、断熱工事と気密工事が終了後、建築工事の途中で気密測定を行い隙間を見つける必要があります。
完成後の気密測定ではこのような作業が出来ないので、弊社では工事の途中で気密測定を行っています。

この現場は外張り断熱終了後に気密測定しています。

この現場は外断熱・内断熱工事終了後に気密測定しています。
様々な施工時期に測定し、どのタイミングが適しているかを試行錯誤しています。
