勝負する時期ではない

2024.03.29:

約1年前のお話ですが、今回もお付き合い下さい。

 

 

私達に協力してくれる業者さんの会長から1本の電話がありました。

 

 

「うちの会社に来てくれませんか?」という内容に私は「はい、今日の午後伺います」と伝えました。

 

 

そして、その会社に伺うと「実はこの土地と建物を売却予定なんですよ」と言うのです。

 

 

土地の広さは500坪以上と広く、加工場兼倉庫と本社もありました。

 

 

この会社さんは長く商売をしていましたが、規模を縮小するにあたり弊社へ購入できないか?声をかけてくれたのです。

 

 

私は「非常に良いお話ですが、社長と相談しますので検討させて下さい」と話しその場を離れました。

 

 

価格は1億円を超える土地代金の他に本社の建築などを考慮すると総額2億円の試算となりました。

 

 

この内容を社長と協議した結果

 

 

「今は勝負する時期ではないよね・・・」と2人の意見は一致しました。

 

 

翌日私はこの内容を先方様に伝えると「そうですか・・・承知しました」と答えました。

 

 

今回のお話は会社拡大時期には良いものでしたが、これから来る住宅不況時代を考えれば挑戦しない方が安全だと考えたのです。

 

商売は攻めと守りがあります。

 

イケイケドンドンで攻めだけではダメですし、守りばかりでも会社の成長を阻害します。

 

攻守のバランスが優れていないと商売は長続きしません。

 

ビジネスは続けてナンボなので、背伸びをせず堅実に駒を進める必要があるのです。

 

 

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