木材選びもお任せしない
2019.06.12:
木造住宅は構造材を選択する必要があります。
土台や柱、梁や小屋組みなどに使用する木材は様々な樹種があります。
一般的には、材木屋さんかプレカット工場に樹種を伝えお任せしますが、私は任せません。
例えば、土台や柱には国産のヒノキを採用しますが、どんなヒノキなのか現物を持ってきてもらいます。
そして、含水率を計測し木目の年輪を見て、匂いも嗅ぎつつ、手で触ってみて油の感じも確認してから採用します。
もちろん全てのヒノキが同じ品質にはなりませんが、産地が同じで近い所で伐採した木材は、ほとんど同じような木材になるので問題ありません。
梁や小屋組みはアメリカ産の松(米松)を採用しますが、国内の人工乾燥機で乾燥させ品質が一定なので安心して採用出来ます。
米松は品質が安定していますが、国産のヒノキは良材とそうでない物があるので、自分の目で確認する必要があるのです・・・
和室にある1枚板のゼブラウッドです。
こうした銘木も自分の目で見て触ってから購入しています。
もちろん、高価な木材なので価格交渉は怠りません・・・
私「これはいくらかね?」
銘木屋「1枚20万ですね!」
私「いい値段だね!2枚で20万なら買うんだけどね~」
銘木屋「勘弁してくださいよ~会長・・・」
私「じゃ、今回は見送るか~」
銘木屋「チョット待って下さい!」と電卓をはじき始めて数分
銘木屋「じゃ20万で!」となるケースもあります。