高気密・高断熱住宅の暖かさはどれも同じ!?

2019.12.7:

高性能住宅である高気密・高断熱住宅の暖かさはどれも同じか?という疑問を持つ方も少なくないと思います。

 

 

 

一言で高性能住宅と言っても性能や断熱の方法も様々です。

 

 

 

グラスウールなどの繊維系断熱材を厚く施工する充填断熱や、硬質の断熱材を構造材の外側に張る外張り断熱があります。

 

 

 

1階の床下で断熱する工法や基礎で断熱する基礎断熱工法もあり、一体どんな断熱工法が暖かく感じるのか?と迷ってしまいます・・・

 

 

 

 

私達は、グラスウールなどの充填断熱工法や外張り断熱、床下の断熱や基礎断熱工法など、ほとんどの断熱素材や工法を採用した経験があります。

 

 

 

 

そうした経験の中で一番暖かく感じるのは、基礎断熱工法+内外ダブル断熱+床下暖房+第一種換気システムの4点セットです。

 

 

 

 

正確には、上記の工法に真空トリプルガラスと天井セルロースファイバー断熱300ミリがプラスされます。

 

 

 

 

上記の工法は、日本国内では数社しか施工しておらず、群馬県内では当社のみの工法であり、私が考案した断熱工法+暖房方法です。

 

 

 

 

冬季に寒く感じる一番の理由は、床板の温度です。

 

 

 

 

人体が唯一住宅と触れている部分は足の裏しかありません。

 

 

 

 

住宅と触れている足が冷たく感じると、どんな高性能な住宅でも暖かく感じる事はありません。

 

 

 

 

つまり、床板が冷たく感じない仕組みが重要なのです・・・

 

 

当社で施工する住宅は、床下にエアコンを取付けて冬季に暖房し、暖められた空気は上昇気流により2階の天井付近まで移動する仕組みになっているので床が冷たくないのはもちろん、暖房していない2階の部屋も暖かく感じます。

 

 

 

 

こうした暖気の上昇する動きにより床が暖かくなり、壁や天井も暖める事が出来るので6面輻射式の暖房になります。

 

 

大きな吹き抜けがあっても冬季に寒く感じる事はありません。

 

 

床暖房のように床だけを暖める方法では、6面輻射式暖房にならないので、床板の温度を高温にしなければなりません。

 

 

 

高温にするには、床暖房の容量を大きくするか設定温度を高くする必要があります。

 

 

 

床暖房を否定するつもりはありませんが、私達の造る住宅では床板の温度をさほど上げなくても暖かく感じる工法なのです。

 

 

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