コンパクトな家にシフトチェンジ
2025.09.3
物価高により、住宅の建築費もここ数年ですごく値上がりしています。
約10年前は消費税が5%だったこともあり、今考えるととても安く家を建てることができていた時代だと思います。
その後消費税が8%となり10%となり、ウッドショックを経て今度は物価高。
坪数を抑えるため、毎年設計していくプランがコンパクトな家にシフトしています。
コンパクトな家だからといって間取りが使いにくかったり、収納が極端に少ないわけでもありません。
不必要な空間が減ってきたのだと思います。
例えば10年前のプランは4.5帖の和室、6畳の子供部屋2つ、8帖の寝室、書斎、LDKは23帖くらいあるプランが多くありました。
今では和室無し、子供部屋は4.5帖、寝室は6帖、書斎は家族共有で使えるデスクスペース、LDKは20帖くらいに変更となり、その分坪数を抑えてコンパクトに設計できるようになりました。
子供が成長し夫婦2人の生活になれば和室、書斎はほぼ使わない、子供部屋は空き部屋、寝室はシングルベッド2台おければ十分、LDKは小さいソファとダイニングテーブルが置ければ十分です。
家を建てるときはどうしても子育てを優先に考えがちですが、実際住み始めるとあっという間に子供は巣立っていき、夫婦2人で生活する方が長くなるのです。
Arai