マイナーチェンジを繰り返す
2025.12.13
現在、当社では基礎天端と土台の間の処理はコーキングを2列入れてから防湿シートを敷き、その上に土台を設置しています。
既製品を使ったり、コーキングのみの建築屋さんも多いようですが、基礎から出るわずかな湿気も土台に伝わらないようにする為に防湿シートも入れて施工しています。
この方法は約10年前から実施しており、その前はゴムパッキンのような既製品を採用しておりました。
変更した理由はコストダウンしつつ、より良い方法がないかと考えて現在の工法になりました。

しかし、もっと良い方法はないかと色々と建材を調べ、安価で長期に渡り気密、防水性能を確保できる製品を見つけました。
次の現場から採用する予定です。

左側が10年前に採用していたゴムパッキンで、右側が新たに採用する製品です。
この製品は土台と基礎の気密を保つ、気密・防水パッキン付き防湿気密シートです。
シート部分には、住宅用の防湿気密シートと同じ素材を使用し、基礎の墨線を視認できる半透明素材で、熱・紫外線による劣化を防ぐ酸化防止剤等を配合した、ハイグレードなポリエチレンシートとなっています。
価格も安価で施工性も良いので今回採用に至りました。
出来上がってしまえば見えないとても細かい部分ですが、マイナーチェンジを繰り返し常により良くする為に日々、目を光らせています。
tanaka