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エアコンの大きさと種類

2025.08.23

エアコンにはそれぞれ6畳~29畳用とエアコンのパワーによって分かられている事はご存じかと思います。

 

しかし調べてみるとこの畳数の基準は1964年に当時の「木造無断熱平屋住宅」を基準として制定されたもので、その後60年以上もの間、全く変更されていません。

その為、現代の家の基準とは大きくかけ離れている事を知る人は少ないのかもしれません。

 

エアコンは、メーカーにもよりますが、6畳、8畳、10畳、12畳、14畳、18畳、20畳、23畳、26畳、29畳の10タイプに分かれます。

しかし、実際は大きく3つに分けられることをご存じでしょうか。

定格能力については畳数が上がることに少しずつ上がって行きますが、注目したいのは最大能力値です。

下図の通り、暖房の最大能力は6畳用も8畳用もさほど変わりないことが分かります。

同様に、10~14(100V)畳は最大能力値がほぼ同じ。

14(200V)~29畳も同じです。

つまり暖房の最大暖房能力値だけで見たら、10タイプもあったエアコンの機種もたった3タイプに分類することができるのです。

 

冷房の場合は、図のように、暖房の最大能力値のようにきれいに反転することはありません。

これはなぜかというと、リミッターカットされているからのようです。

本来は暖房の様に畳数以上のパワーを出せる訳ですから、リミッターが効いている事で最大のパワーが出ない為、エアコンにとっては余裕のパワーで冷房が出来て長寿命につながります。

 

冷房能力に最大値を求めないのであれば、エアコンは6畳、10畳、14畳(200V)の中で最適なエアコンを選べばいいということになります。

 

無駄に対応畳数が大きい機種を高額な値段で購入する必要はないということです。

ただし、家電量販店などでは実際の畳数より1つ上のエアコンを勧めて来たり、実際の畳数以上のエアコンでないと販売しないというケースも多いそうです。

注意が必要ですね。

 

 

 

当社ではもちろん6,10畳の基本2タイプをご提案しております。

(LDK30畳以上+吹き抜けが有るお宅などの場合は14畳タイプをご提案する事もございます)

 

住宅業者さんでもこの事実を知っているところは少ないかもしれません。

 

tanaka

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