建築業の倒産動向
2025.08.16
2025年上半期の建設業の倒産は986件発生し、前年同期(917件)を上回り4年連続で増加しています。
年上半期として過去10年で最多を更新し、通年で2000件台に達する可能性もあるそうです。
原因としては
木材や住設機器など「資材価格」の高騰
職人さんなどの「人手不足」
住宅需要の減少
住宅会社の競争の激化
などが影響しており、賃金引き上げ余力に乏しい中小零細規模の建設業で倒産が増える可能性が高いとの事です。
また、今年4月に建築基準法の改正で4号特例の見直しがあり、小規模の木造住宅に対する構造計算の免除が縮小された事で、建築確認申請の許可が下りるまでに時間が長くなり、それが原因で資金繰りが悪化し倒産している会社も多いと聞きます。
最近のニュースでは建築途中で建築会社が倒産してしまった事や、着工金を支払ったものの工事がスタートすることなく倒産してしまってお金が返ってこないなんて事も耳にします。
絶対に避けたい事態だと思いますが、倒産しそうな建築会社を事前に見極める方法はあるのでしょうか。
調べてみると色々な記事が出てきますが、私なりに参考になりそうな物をピックアップしてみました。
SNSを活用していない
営業マンや担当者の対応が悪い
異常に安い価格帯の家を売っている
契約を急かす
大幅な値引きがある
実績、実例不足
ネット上で悪いクチコミが多い
などがあります。
もちろん上記の事柄に当てはまっていても問題ない会社もあると思いますので参考程度という事になりますが、判断基準にはなると思います。
またもし、知人に建築関係の仕事をしている人がいれば、検討中の建築会社さんの評判などを聞けるとより安心ですね。
業者への対応が悪い事や、支払いが遅れるなど、悪い噂話などあれば要注意です。
住宅選びでは色々な判断基準があると思いますが、今の時代「まさか契約した会社が倒産するはずが。。。」と楽観的に考えていたら後悔する可能性もあるという事です。
調べられる範囲でしっかりと見極める必要性を感じます。
tanaka